有限会社富士光鉄筋興業様

ご紹介

今回は、有限会社富士光鉄筋興業様の渡邊社長及び職長の皆様の紹介をさせていただきます。平成20年度より関東地区でジャバラユニット工法を全社的に採用していただいた会社です。 今回は社長さんと幹部職長さん達の施工の感想を掲載します。

有限会社富士光鉄筋興業
渡邊社長・大隈職長　工場前にて

コメント

工法のことを３年前に知り、「鉄筋工事に技術革新の波が起きた」と感じました。何十年も変わらない現場での鉄筋工事に変革の光が差しはじめたと感じました。すぐに取り組みたくなり何人かの職長に話をしましたが、「東京の物件は敷地が狭いから無理なのではないか」、「メリットはあるのか」、「知っているが、先組みはいやだ」、「工場で先組みをすると、職人がいらなくなってしまうのではないか」など、はじめは一様に否定的な意見ばかりでした。

ですが私自身、鉄筋工事業の抱える構造的な問題を解決し、会社と職人が共に健全に発展していく上で、この技術革新に取り組んでいかなくてはとの想いが強くありました。私自身「今年からこの技術に必ず取り組む」ことを胸に秘め、当社では2008年１月と３月に当社の主だった職長を連れて福岡で現場見学と工場見学をさせていただきました。

全国特約店会主催の「施工検討会」による技術・経験交流にも大きな刺激を受けると同時に、この会自体が鉄筋工事業界の中では大変画期的な取り組みだと感じました。ジャバラユニット工法の最大の利点は工期短縮にありますが、先組みにより品質の向上や労働安全・環境・衛生面の向上をも果たしていけるところが尚素晴らしい点だと思います。

同時に今後社会の中で、鉄筋工事業者がゼネコン様や施主様、エンドユーザー様が抱えているニーズに応えていくための鍵となる工法になるだろうと思います。従前の先組み工法の持つメリットを、敷地や運搬コスト等の制約を排除してより広範な現場において一般的に採用できる点が画期的です。

お蔭様で当社では今年４つの現場でジャバラユニット工法を採用し施工することが出来ました。この経験を踏まえ、当社自身も2009年は更に技術に磨きをかけ、ジャバラユニット工法全国特約店会の全国の仲間と共に「お客様のニーズに応える仕事」に一つでも多く取り組んで参ります。

大隈巌　職長
工場にて、先組を社員へ指導している写真

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ジャバラユニット工法で、楽く楽くと、施工が進み、大工さん、電気、設備屋さんも、鉄筋屋さんのお陰で仕事がスムーズにでき有難うございます、と云われて気分が良いです。変革の時期が近付いて来たのかなと思っています。（余談：この原稿を現場ご担当Ｎさんに見せたら「この通りですよ、良いじゃないですか良いじゃないですか」と喜んでくれました。大工さん設備屋さんにも見せたら「この通りですよね」と笑顔で応えてくれました。）

施工事例

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武井マンション
地中梁ユニット搬入・取り付け状況

原田晃司　職長

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工場の基礎で124ｍの長手の4本の地中梁だけをジャバラユニット工法で先組みし、現地で取り付けました。ジャバラユニットは折り畳みもスムーズで運搬時にかさばることもなく、積載重量通り積めて非常に良く、据付も簡単でした。梁をユニット化するために継手を溶接でお願いしましたが、とても早くて良いと思いました。今回の梁は主筋がＤ22でしたが、次回はもっと重厚な梁だとジャバラユニット工法のメリットがよりはっきりと出るのではないかと思いました。

施工事例

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岐阜プラスチック工業山梨工場

現場全体写真

工場にてユニット部材ストック状況

大橋弘　職長

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地中梁をジャバラ工法で施工しました。梁成3.5ｍ、梁幅0.7～1.5ｍの梁を上下2分割した下の部分だけをジャバラユニット化、杭のひげ筋に来る部分は手組みしました。現場組みの手間を考えるととても楽に組むことが出来ました。

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大型地中梁内にて施工中

内藤勲　職長

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ＰＣ物件の長細いハーフＰＣ部分をジャバラ化して施工しました。段差のついた部分が約半分の面積あり、今回はそれ以外のフラットな部分をジャバラにしました。

4棟のＰＣ床立て込みの間を縫って施工するため１フロア1日で1日おきに終わらせるという変則的な工程で、職人の手配に苦労しそうで心配でしたが、ジャバラ化先組みすることで1日７～8人要するところを4人で効率的に仕上げることが出来、現場からも喜ばれました。

ＰＣ床立て込みの予定が半日ずれることでの手間待ちが何度かありましたが、発生する常傭人工も半分で済みました。忙しくて最悪人の段取りがつかないのときでも、ジャバラ床なら作業は簡単なので、土工さんや監督さんに頼むことも出来ると思いました。今後もこの種の仕事はジャバラでやった方が良いと感じました。

施工事例

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トラックで搬入	ユニットを小さくし所定位置へ移動
スラブ敷き込み	段取りよく簡単に作業が出来ました